深夜、ウトウトしていると、家の外から『あぁぁぁぁぁぁ!うぁぁぁぁぁぁ!』と大きな声で、人間の赤ちゃんがうめいているような、泣いているような叫び声が….

『えっお化けの話!?怖い!!』と思うかもしれませんが、実はこれ、怪談ではなく、今まさにケンカをはじめようとしている猫の威嚇の声なのです。

一般的に猫の威嚇というと「シャーッ」と鳴くイメージがあるかもしれませんが、自分の縄張りを侵してくるような猫を発見した場合この鳴き声を発することがあります。

もちろん、威嚇行為は自分の身を守る時だけではありません。自分の家族を守るために威嚇して鳴き声を上げることもあります。
特に子供を産んだばかりの母親猫は近づく相手を威嚇します。子供を守るために敏感になっていることも多く、近づくのが飼い主であっても威嚇することがあるのです。

メス猫が繁殖期を迎えている時にもこのような鳴き声を出します。
メスの猫は生後4か月もすれば最初の発情期を迎えることになります。その後、猫は年に2回ほど発情期を迎えます。特に2~4月、6~8月が発情期となることが多く、この時期になると発情行動がみられるようになります。
メス猫は発情期になると、人間の子供や赤ちゃんの泣き声に似ている大きな鳴き声で鳴くようになります。
大きな声を出すことで、発情期を迎えたメス猫が、繁殖期であることをオス猫に知らせている為だと考えられています。

また、オス猫が繁殖期にメス猫をめぐってオス同士のケンカをする時にも、このような鳴き声を出します。

メス猫は避妊手術をすることで発情しなくなるため、このような鳴き方をすることがなくなります。発情は子孫を残すための本能ですので、発情期に交尾ができないことは大きなストレスになります。飼い主として繁殖を考えていない場合は、愛猫の心身の健康のためにも、避妊手術を検討してみてください。避妊手術により、乳腺腫瘍の発生率なども抑えることができます。

人間の赤ちゃんみたいな鳴き声の時は?