左がクー・右がミー

我が家には、愛猫家の父が知り合いからもらってきた、2匹の兄妹(けいまい・きょうだい)猫がいます。
おっとり・どっしりしているお兄ちゃんのクーと、警戒心が強く、ハンティング上手だけど、可憐な(親ばか)妹のミーです。

我が家は田舎にあるため、室内外・出入り自由とさせています。(2匹共去勢済みです) よく他の猫と喧嘩をしては、フギャーフギャーと叫んでいます。

しかしある日、ミーが帰って来ない日が2日ほど続きました。女の子なので1日1回は必ず家の中に帰ってくるのに、家族で心配をして、周辺を探しましたが見つけられませんでした。クーも何だかしょんぼりしています。特に父は毎日毎日周辺を探したのですが、4日間ミーは見つかりませんでした。

家族の間でも不穏な空気が流れ始めた5日目に、クーに連れられてミーが家に帰ってきました!どうやらミーは派手に喧嘩をし、怪我をして身を潜めていたようでした。父の話によると、最初にクーがのそっと家の中に入ってきて、後ろを振り返り促すような動作をした後、傷だらけのミーが恐る恐る入ってきたそうです。

その日クーは我が家のヒーローでした。毛布に丸まって元気がないミーを撫でながら、クーはきっと一生懸命探したんだなと思うと、猫の兄妹愛の強さにじんわりしました。

ミーは今ではすっかり元気になり、大好きな父にカエルや蛇の貢物をしては、「あぁ〜!やめて〜!」と叫ばれています。

猫の兄妹愛