徳島県にある、保護ねこるーむBoron(ボロン)さんへやってきました。

運営しているのは一般社団法人動物愛護協会PHILIA-NET(フィリアネット)のメンバーの、木村浩恵さんと安藤真理さんです。Boronさんは、お二人が個人で運営されています。

ここは、徳島県立動物愛護センターから引き出した保護猫と、新しい家族との出会いの場所です。(Boronさんは、個人的な引き取りは行っておりませんのでご了承下さいね)

筆者がお邪魔した時には、25匹の4ヶ月~半年の子達が、のんびりとリラックスして過ごしていました。

人懐っこい子や少しシャイな子、お腹を出して寝ている子、まだまだ小さい子など、ビー玉のようなつるんとした目のとっても可愛い子ばかりです。

小さい子もいましたよ
のんびりゴロゴロ〜
三毛猫ちゃん

Boronに来た猫達は、最初にメディカルチェックを受け、健康状態を調べます。ノミ・ダニのお薬をして、栄養を与えます。目やにが出ている子には目薬をさし、体と心のケアをしていきます。病気や怪我の子たちは、他の子に感染しないように隔離して治療に専念します。また、預かりボランティアさんが、小さい子にはミルクをあげたり、白血病やエイズなどのウイルスチェックが済むまで預かってくれるそうです。

なかには大きな手術や、継続的な治療が必要な子がいます。猫たちの医療費や食事代は、るーむの入場料や募金、自費で運用されています。

Boronを作るにあたって、なんと内装をご自身や有志の方々で作られたそうです!

売り物のように作られた棚や、猫が高い場所を移動する為のステップなど、猫の生態を考えて作られた空間は、猫たちにとって楽しく、とても安心できる場所です。大きな空気清浄機や、猫心をくすぐるおもちゃもありましたよ。

手作りの棚やキャットウォーク

るーむにいる子の中には、153匹の多頭崩壊の現場から、徳島県愛護センターにレスキューされた子もいました。近親交配で沢山の子達が奇形や障害をもって生まれ、そのうち26匹しか助からなかったそうです。

Boronさんでは、猫と新しい飼い主さんを守るためにも、去勢・避妊手術までお世話をしています。

多頭崩壊の現場からレスキューされた子
多頭崩壊の現場からレスキューされた子

悲しい話もありましたが、2019年5月にオープンして以来、同年9月の時点で、なんと35匹もの猫ちゃん達が、新しい家族のもとに引き取られたそうです。(その中の5匹は、トライアル待ちだそうです)

『里親さんになる方で、初めて猫を飼うという方も多いんです。』と木村さんは嬉しそうに微笑みながらおっしゃっていました。また、子供のころに飼っていて、自身が大人になってからまた飼いたいという方もいらっしゃるそうです。

Boronさんは、アフターフォローもされているので、初めての方や、猫と久し振りに触れ合う方も安心して飼うことができます。また、トライアルもしているので、猫ちゃんとの相性もチェックできますよ。

飼う予定がない方も、猫と触れ合うことでリラックスしたり、猫たちにも社会化を促すいい刺激になるので、ぜひ訪れてみてください。

来てね〜

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