2018年現在ペットとして人間に飼われている数が最も多い猫。ホームセンターの一角の小さなペットショップでも多くの猫を置いているお店を見かける様になってきました。猫を飼い始めるときにはペットショップで購入するという選択肢もありますが、猫種にこだわりがないのであれば、動物保護センターや保健所から引き取ってみるという選択肢もありではないでしょうか。

今回は2ヶ月前に開設された東京都福祉保健局の東京都動物愛護相談センター動物情報サイト「ワンニャンとうきょう」からお伝えしたいと思います。

まずはこちらの動画をご覧ください。
約14分の長い動画ですが、こちらをご覧いただくとペットを引き取るまでの大まかな流れがつかめます。

東京都動物愛護相談センターを通して、新しく飼い主になるためには以下のような条件があります。

  • 原則、都内にお住まいで20歳以上60歳以下の方
  • 現在、犬や猫を飼育していない方
  • 家族に動物に対するアレルギーを持っている方がいない方
  • 飼うことを家族全員が賛成している方
  • 最期まで責任を持って飼い続けることができる方
  • 経済的、時間的に余裕がある方
  • 動物に不妊去勢手術による繁殖制限措置を確実に実施できる方
  • 集合住宅・賃貸住宅の場合は、規約等で動物の飼育が許されている方
  • 当センター主催の譲渡事前講習会を受講している方

こちらは同センターを通して引き取りを行う場合の条件ですが、全国どの地域でも条件に大きな差はないようです。飼い猫は平均でも10年以上生きますので、新しく飼い主になるときには「新しい家族を迎え入れる」という想いで猫を飼うかどうかの判断しなくてなりません。動物保護センターなどでは、それが気持ちの面だけではなく、新しく飼い主になる方の体力的な側面や、経済的な側面など多方面から判断され、猫も飼い主も両者が満足できるマッチングが行われるようです。

ちなみに、うちの猫はペットショップからでもなく、保健所からでもなく、怪我をして親猫に置いて行かれ動けずに「にゃー!!にゃー!!」と鳴いていたところを近所の畑で助けたのが始まりです。こういう元野生の猫は濡れることにあまり抵抗がないため、雨の日でも外へ出かけていくのですが・・・全身泥だらけで帰ってくるのは本当に勘弁してほしいです。

猫を飼うきっかけや方法は様々ですが、人間の勝手な都合で殺処分されるかわいそうな猫が少なくなることを願っています。

kei

この記事を書いている人: KEI
外部ライターのKEIです。飼っている猫はタマ(♀ 15歳)。世界中で撮影した猫の写真や、話題になった猫関連のトピックスなどを紹介していきます。

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