ある日突然猫のいる生活 – 8 –

飼い猫のストレスを発散させるためにも
「遊ぶ」のは大切なこと、だそうです。

生後3ヶ月の子猫は、掃除用ブラシにじゃれていました。
ギフト用の赤いリボンをゲージの天井からぶら下げたら、
サンドバッグのようにして激しく遊び始めました。

市販の“猫のおもちゃ”を買わなくても大丈夫。
ちょこまかと活発に動いていました。
我が家の猫は室内飼いです。
ずっと家の中にいるのは、猫としてどうなのでしょう？
猫の気持ちを聞いてみたいですね。

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7月の日曜日でした。
ふと庭を見ると、花水木の幹を
近隣の子猫がゆっくりと登っていきます。
目指す枝先には“メジロの巣”があります。
「あ～！　やめて～～」
叫びながら庭に飛び出てしまいました・・・
子猫はどこかへ走り去り、
メジロの親たちは泣きわめいています。
それから3週間、泣き声も聞こえません。
花水木を見上げると、メジロは引越しした様子です。
プラスチック紐で編んだ“巣”だけ残っていました。
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巣作りを終えた小鳥達と、外遊びを覚えた子猫。
どちらも可愛いと思っていました。
一瞬のうちに小鳥の居場所がなくなってしまい、
代わりに、心に引っかかるものが残りました。