日向の廊下でだらんと長くなってお昼寝をしていた猫が前足をクイッ、クイッと動かしています。庭を走り回って遊んでいる夢でも見ているのでしょうか。

「…ん?そもそも猫って夢見るのか?」

ちょっと気になったので調べてみました。

「夢を見る」というのはどういう状態なのでしょうか。
私たちが眠っているときの脳は、完全に眠っている状態と半覚醒の状態が繰り返されている、ということがわかっています。誰しもが一度は耳にした事のあるレム睡眠とノンレム睡眠というものです。

レム睡眠→ Rapid eye movement sleep:急速眼球運動を伴う睡眠
ノンレム睡眠→ Non-rapid eye movement sleep:急速眼球運動を伴わない睡眠

レム睡眠の身体的な特徴は早い眼球運動で、このときには眠りが浅く、体は休息しているものの、脳は何らかの活動を行っている状態です。睡眠中にも関わらず交感神経系が活発となり、心拍数・血圧などが上昇するため、この状態で覚醒するとスッキリ起きられると言われています。

逆に、早い眼球運動が見られないノンレム睡眠は眠りが深く、体も脳も休息している状態です。このときには副交感神経系が活発に働き、心拍数・血圧などが低下し、体温も下がるため、覚醒してもすぐに行動することが難しいと言われています。

脳波の計測によって、猫にもこのレム睡眠とノンレム睡眠があることがわかっているようです。よく観察してみるとレム睡眠のときには、閉じたまぶたの下で眼球が動いているのがわかります。このレム睡眠の状態があるため、人間と同じように猫も夢を見ていると推測されています。ただし、正確な意思疎通できないため、あくまで推測ですが。

やっぱり猫も夢を見るんですね。
もし猫と完璧に意思疎通ができる時代が来たらどんな夢を見ているのか聞いてみたいですね。

kei

この記事を書いている人: KEI
外部ライターのKEIです。飼っている猫はタマ(♀ 15歳)。世界中で撮影した猫の写真や、話題になった猫関連のトピックスなどを紹介していきます。

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猫も人間と同様に夢を見るの?